アジサイ(ユキノシタ科)

日本全土で栽培されているユキノシタ科の落葉低木で、日本でガクアジサイから改良された品種である。鎌倉時代に園芸化され、江戸時代に一般に広まった。アジサイの花は土壌の酸性度と関係し、酸性度の高いときには青色、低いときには桃色が強くなる。※平成11年7月掲載

生薬名:紫陽花

薬用部:花、葉、根

効用:花にはルチン、葉にはスキンミン、根にはヒドランゲノールなどが含まれ、抗マラリア作用が報告されている。解熱薬や咳止め薬として、特に間欠熱に用いられる。

用法:1回量2〜4gを煎じて一夜おいてから服用する。

採取時期:6〜8月

調整法:花の盛りに花を採取し、日干しにする。