ヒキオコシ(シソ科)

ヒキオコシと言う名の由来は、倒れた病人をよく起こすと言う意味からきたもので、昔から起死回生の妙薬として知られてきました。その昔、弘法大師が道行く人が腹痛で死ぬほど苦しんでいるのをみて、この草を与えたところ、ただちに治ったと言うことから延命草と名ずけたとも言われています。現在、浦川原村等の一部では野生採取が行われている。※平成元年7月掲載

生薬名:エンメイソウ(延命草)

薬用部:全草

効用:健胃薬

用法:1日約2〜8gを煎じて、アツイうちに別の容器にしぼりとっておいてから空腹時に服用する。

採取時期及び処理:7月下旬から8月上旬及び10月上旬に下葉の黄変に先だち地上10〜15B位のところから刈取り陰乾する。