ホソバオケラ(キク科)

江戸中期に佐渡郡羽茂村本郷に伝わり、羽茂城跡に移植され次第にその栽培が普及し「佐渡オケラ」として江戸や浪速の漢薬市場に名をなしたと伝えられている。現在「佐渡オケラ」は絶滅の危機にひんしているので、羽茂町等で優良種苗の保存育成や増殖が行われており、一方、新潟薬科大学において組織培養による育成方法の研究が行われている。※昭和61年9月掲載

 

生薬名:ソウジュツ(蒼朮)

薬用部:根茎

効用:健胃薬、解熱薬、利尿薬

用法:1日4〜10gを煎じて服用する。

採取時期及び処理:10〜12月に根茎を掘り、水洗後、ひげ根をとり日乾する。