コウホネ(スイレン科)

平地の小川などに見られる水性植物で、掘りだした根茎は乾燥すると骨のようにみえるためコウホネ(川骨)といわれる。高山植物のヤマバスである。※平成10年掲載

生薬名:せんこつ(川骨)

薬用部:根茎

効用:利水・活血・強壮の効能があり、浮腫や婦人病、打撲症などに用いる。

用法:漢方の処方では、川弓・桂枝などと配合したり(治打撲一方)当婦・地黄・人参などと配合する。(実母散)。

採取時期:夏から

調整法:根茎を堀り、ひげ根を除いて20〜30Bに切り、さらに縦二つ割りにして、日干しにする。

注)「川弓」の「弓」は、本来草かんむりがあります。