ミシマサイコ(セリ科)
東アジア温帯の各地に自生、栽培される多年草で、わが国では本州、九州、四国に分布している。昔、静岡県三島地方を主産地としたのでこの名がある。
現在津南町や柏崎市等の一部では栽培が行われている。一方、新潟薬科大学において組織培養による育成方法の研究が行われている。※昭和61年12月掲載
生薬名:サイコ(柴胡)
薬用部:根
効用:漢方では解熱薬、解毒薬、鎮静薬、慢性肝炎、慢性腎炎
用法:1日3〜9gを煎じて服用する。
採集時期:2年生のミシマサイコの根を10月下旬から初冬にかけて掘り取り、水洗後、日干しする。