オウレン(キンポウゲ科)

山地の木陰にみられる小形の多年草で薬用として利用するのは4〜5年生を用いる。最近はこのものの人工栽培の研究が盛んである。現在、名立町や畑野町等では栽培が、また西山町や能生町等の一部では野生採取も行われている。一方、新潟薬科大学において組織培養による育成方法の研究が行われている。※昭和62年6月掲載

生薬名:オウレン(黄連)

薬用部:根茎

効用:苦味健胃薬、整腸薬

用法:1日1〜3gを煎じて服用するか又は、粉末として用いる。

採取時期及び処理:初冬の頃、根茎を掘りとり水洗後、茎部とひげ根を除いた後日乾する。