リュウノウギク(キク科)

新潟、福島から南の地域に見られる。山野に自生する高さが60センチほどになる多年草で、葉は先が三裂し、裏には灰白色の毛が密集する。秋に咲く花は中心が黄色で、周辺は白。芳香があり、香料の竜脳に似ていることからこの名がついた。※平成16年9月掲載

薬用部:地上部全体

効用:冷え性・腰痛・リウマチ

用法:乾燥した茎葉を刻んで、木綿の袋に詰めて、水のうちから風呂に入れて湯を沸かす。入浴中、袋を手にして、肌を洗うようによくこするとよい。

採取時期及び処理:秋、花が咲いているうちに地上部を刈り取り、土を除いて風通しのよいところで陰干しにする。