ウイキョウ(セリ科)

地中海沿岸地方の原産で江戸時代末期にわが国に入って栽培されるようになった多年草。全株に特異な芳香があり夏に黄色の小花をつけ秋になると果実多数を生ずる。薬用に用いられるほか食品のスパイス料として消費が多い。現在、柏崎市の一部では栽培が行われている。※平成7年6月掲載

生薬名:ウイキョウ(茴香)

薬用部:完熟した果実

効用:健胃薬、去痰薬

用法:ウイキョウを粉末として1日量0.5g〜2gを数回に分けて服用する。

採取時期及び処理:8月上旬〜9月上旬の果実の完熟する一歩手前でまだ緑の部分がいくらかある頃に花穂ごと採取し2〜3日日乾しにする。