ヨモギ(キク科)

別名モチグサ、モグサ

ヨモギは食用野草の茎葉を利用するものの中では優良なタンパク質を最も多くもったもので(100g中5.2gの蛋白質が含まれる)栄養上もすぐれた野草である。もともとヨモギ、シュンギクなどのキク科の植物の特有な香気は日本人好みであり、もちにつき込んだ草餅はよく食べられている。ヨモギの名前は「善く燃える草」の意味であり、モグサは「燃える草」とも「もむ草」の意味ともとれる。現在、吉川町や能生町等の一部では野生採取が行われている。※平成3年9月掲載

 

生薬名:ガイヨウ(艾葉)

薬用部:葉

効用:モグサの製造原料、止血薬、腹痛薬

用法:陰乾したヨモギの葉をもんで葉の裏の毛だけにしたものをお灸のもぐさとして外用する。又1日約8gを煎じて服用する。

採取時期及び処理:7〜8月頃葉の十分発育した時期に根元から刈り取り日乾する。